自己革新から生まれるイノベーション【慶應大学 田中 世識】

~受験に3回失敗、両親の離婚、貧困家庭、浪人と何度も何度も壁を乗り越えてきた田中 世識さんだからこそ語れる”自己革新”の重要性。本気で世界を変えようとしている大学生。イノベーションを起こそうとしている方は必見です。~

「幼少期から”世界を変えたい”と言っていた」

母によると、私は幼い頃から世界を変えたいと言っていたらしいです。

小学校5年生から、家庭が複雑な状況になりました。父の仕事が不安定で転職を繰り返していたので、金銭面で苦しい生活を送りましたね。

金銭面に勉強しかなかったので、自分は勉強でのし上がり東大に入ろうと決意しました。

そう意気込んで中学受験したのですが、失敗。
公立の中学校に行くことになりました。

「イノベーションの素晴らしさを経験」

受験を失敗したこともあり、なにか”自己革新したい”と生徒会長に立候補し、生徒会長なりました。

生徒会長では、友達の要望などを聞いて、様々な校則を変えましたね(笑)。

そこで、友達の笑顔を見たり、人に感謝されたりする経験を通じて「何か変えること」「イノベーションを起こすこと」は素晴らしいことだなと感じました。

勉強で成り上がろうという思いは、ずっと持っており、入りたかったサッカー部にも入らず、勉強し高校受験に挑みましたが、またも失敗。2回目の失敗です。

受験に失敗したのですが、ここまで支えてくれた親に恩返ししたいと思い、未だ東大に行くことを諦めきれずにいました。

「再び、東大生になろうと決意」

そんな時、あるアニメ見て「世界のために生きなきゃ」と、ふと感じました。

“他者のため” “子供たちのために生きる”それが自分の幸せであること、自分の存在意義であることを再認識した瞬間です。

「やはり、俺は東大に行くべきだ」
日本をイノベーティブな国に変えるのに手っ取り早いのは東大に行くことだと考えました。

英才教育をするお母さん方が一番興味持つのは、「東大生の小学生のときに読んだ本ランキング」的なものだと思います。

東大生の方法論を踏襲しようとするお母さん方の意識のベクトルを異なる方向に修正を利かせられるのは、東大というブランドであり、それを利用すれば、幼い子供たちの思考法さえも、これまでと違ったものに転換できる可能性があると確信していました。

東大生となり、日本に一大旋風を巻き起こしたいと決意したのです。

「世界に感じた疑問、そして失望」

高校一年生の秋、勉強に嫌気がさしました。

「インプットだけの勉強では意味がない。いすの上で、ずっと勉強してるのはおかしい。このままだと自分の変革はできない。敷かれたレールの上を進むだけだ。自分の道やレールをつくろう。」

自分のビジョンを大事にして自分なりのレールを作ろうと誓いました。

高校3年生の時、後藤さん(後藤 健二 イスラーム過激派組織のISIL(イスラミック・ステート、イスラム国)に拘束され、2015年1月30日に殺害されたと見られている。)の事件があったのですが危険な場所に行きながら、ジャーナリストとして真実を報道しようとしていました。

その追求心と正義を自らも持たなければいけないと思いました。

また、エボラ出血熱が流行した時、たくさんの方が亡くなりましたよね。

「なぜ、薬をつくらない?」
人として、おかしいと思いました。お金ではなく、他者のために生きることをなぜ考えられないのか。この世界に失望しました。

誰もが平等に生きれる世界を創らないといけない。そう感じた瞬間でした。

「経験よりも感性が大事」

感性があれば、物事を自分事として捉えられます。

つまり、事象を目の当たりにしなくても、自然と他者への共感が生まれること。これを私は、「感性」の強みだと思っています。

僕自身、受験勉強真っ只中に親の離婚があり、精神的に辛くなり、虚無感によって勉強に立ち向かえませんでした。

その結果、受験した学校全部落ちました(笑)。
受験に3回失敗、両親の離婚、貧困家庭、浪人。

浪人中、祖父母がお金をだしてくれて予備校に行くことができました。そこで世界史と日本史で右翼、左翼の人から話を聞く機会がありました。

どちらのお話もおもしろく、全く知らない真実を語っていました。

隠された真実をみることは非常に大事だなと感じましたね。

そこから、歴史を学ぶにも、事実をどう認識するか、真実を見極められました。

「真実はメディアによってコントロールされているが、現代は情報がどこにでも転がってる。真実という点と点を結びつけられるか。」これが重要です。

そして、人生で4回目の受験。慶應大学に合格しました。

「世界は一人で変えることはできないが・・・」

入学できたのは良かったのですが、授業が全然楽しいものではなかったです。

学生と教授のやりとりが薄く、刺激しあう環境がない。

自分自身のビジョンのようなものを求め、アイセックという学生団体に入りましたが、自分のビジョンに走って行く人はごく少数でした。

そんな時、改めて『三国志』を読む機会がありました。

劉備の国、蜀の人の構成に魅了されました。
志を持つ劉備、知略に長けた諸葛孔明、武勇に長けた関羽・張飛・趙雲など。

蜀は最終的には敵国に破れましたが、彼らのような強さがあれば、現代世界に深い影響を与えられると思いました。世界を変えるには一人ではできない。

だから、品格のあるグローバルに活躍できる人の育成するサークルや、文系理系融合の団体をつくりました。そこで様々な人と会い、意見を交わし世界を変えたい人とつながりたいと思っています。

その経験や、人との繋がりが今のビジネスにつながっています。(4月にVC(エンジェル)の会社を創業)。

【同世代の方々に伝えたいこと】

”自己革新”をすること。

自己革新をゴールとしたら、感性が必要です。

感性を磨けば、心が豊かになれる 全てに愛をもって向き合えます。

僕が考える自己革新の定義は
「他者への共感をして、その人のために一歩を踏み出せる勇気をもつこと」

小さいころから有名になりたいと思っていました(総理大臣になりたかったです笑)。

川や海や森でよく遊んでたのですが、今思えば、そのとき感性が培われたと思います。

人ではなく、自然がつくったものと触れ合うことで感性が磨かれます。

歴史の漫画も読んでいましたね。
先ほども出ましたが、特に三国志が大好きで、その中に出てくる諸葛亮孔明に憧れました。

誰からも信頼が厚く、いつも謙虚。
庶民と生活レベルあわせる。
お金をもったら、人のために使う。

こういう人になりたいというロールモデルになりましたね。生き様、考え方すべてです。

感性を磨く手段としてSFの小説や映画もオススメです。(スターウォーズ、トランスフォーマーなど)

非日常、イノベーティブで、こんなものを開発したいという気持ちになります。

僕自身は親の状況が複雑な面もあったことから人の接し方や感情のコントロールができるようになったのだと思います。

自分自身が印象に残ったものを思い出してみてください。

そこから学べるのもが必ずあります。

そして、自己革新を常にしていきましょう。

田中 世識さん 慶應大学 2年生 

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